秋バテとは
秋になると気温が涼しくなり過しやすい季節となります。スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋など、何事にも前向きに行動できる時期というイメージがある方も多いのではないでしょうか。
一方、秋になっても夏バテの症状が残っていたり、疲れがとれなかったり、ボーっとしてしまったり、体調不良の方も意外と多いようです。秋バテを放っておくと、さらなる体調不良につながる危険性もあります。
そこで、今回は季節特有の体調不良の原因・症状・解消法についてご紹介していきます。まずは、体調不良の原因を確認し、自分に合う解消法を取りいれていきましょう!
秋バテの原因
秋バテの原因は、複数の原因が上げられています。ここでは、主な秋バテの原因をご紹介していきます。
秋バテの原因① 寒暖の差
今年の夏も日本全国で猛暑となる地域が多くありました。暑い屋外と冷房の効いた室内を出入りすると、体の中では一定の体温を保つために体温調節をおこないます。この体温調節の働きをしているのが自律神経。
そして、屋外と屋内の出入りを頻繁に繰り返すことにより、自律神経が急激な上下を繰り返します。その結果、自律神経が乱れ、いろいろな体調不良を引き起こしてしまいます。このように、自律神経が原因による体調不良は、夏の季節だけではなく、秋の季節でもあらわれます。
秋バテの原因② 気候の変化
今年は東京都心で、10月中旬で10度を下回り、1986年10月以来31年ぶりの記録となりました。日本各地でも冷え込みが強まり、高気圧から低気圧へと気候の変化が起きています。
そして、この気圧の急激な変化が起きるときに、「寒暖の差」と同様、自律神経が乱れ、体調不良を引き起こしてしまいます。
また、近年増えているゲリラ豪雨のような強い雨や、長期的に雨が降り続けたときも、気圧の急激な変化に自律神経が対応できず、天気による体の不調に悩まされてしまいます。
秋バテの原因③ 食生活
秋は涼しい日もあれば寒い日もあり、屋内では暖房をかける日も増えてきます。屋内の空間が温かいからといって冷たいものを摂り過ぎてしまうと秋バテの原因となってしまいます。
また、秋バテも夏バテと同じように、冷たいものを食べたり飲んだりしすぎると、内臓が冷えて血行が悪くなり、体のだるさを感じてしまいます。
さらに、体のだるさが続くと食欲不振にもつながる危険性もあります。秋バテ対策をしたい方は、体を冷えさせないように温かい食べ物をたべるようにしていきましょう!
秋バテの症状
- 体がだるい
- すぐ疲れる
- 食欲がない
- 胃もたれがする
- 体が冷える
- ストレスがたまる
- 肩こり、頭痛
- 無気力、鬱
- めまい、立ちくらみ
秋バテの解消法
秋バテの解消法① 運動
スポーツの秋、運動の秋ともいわれているように、秋は気温が涼しいため、体を動かしやすい季節です。ジョギングやウォーキング、アウトドアスポーツはもちろん、家の中でも「ながら運動」をことで、体温調節をするエネルギーを作り出し、秋バテの予防対策をすることができます。
秋バテの解消法② 入浴
お風呂派の場合
ぬるめの温度で約15~30分ゆっくり入浴することで、自律神経を整えることができます。また、寝る直前に入浴し、そのまま就寝するのが、理想的な入浴時間帯とされています。
シャワー派の場合
湯船につかる入浴が良いのですが、「それでもシャワーで」という場合は、シャンプーの前に、少し長めに頭からシャワーを浴びてみてください。浴びる時間を長くすることで温め効果が期待できます。
体力がある人の場合、実は、身体が冷えているのに、その冷えに気づかないというケースがあり、後々、ダメージが出てくる心配があります。お風呂で意識的に体を温めるように心がけてください。引用元 :
NHK解説委員室
秋バテの解消法③ 体温管理
屋外でも室内でも体温管理は大切となります。室内で長時間デスクワークをしている方は、カーディガンなどの脱いだり着たりしやすい服装を用意して、しっかり冷え対策をしていきましょう!
また、心臓から距離が離れている下半身が冷えやすいので、膝にブランケットを掛けるなど、下半身を冷やさない工夫をし、血行が悪くならないようにしていきましょう!
秋バテの解消法④ サプリ
秋バテの症状でもご紹介しましたが、秋バテにもいろいろな症状があります。
自分に当てはまる症状がある場合は、その症状にあった適切なサプリを摂りいれて、秋バテの解消や予防をしていきましょう!