サプリメント選びのポイント
1、自分に必要な栄養素を確認する
自分にはどの栄養素が足りていて、どの栄養素が不足しているのかを確認し、今の状態を把握することが第一歩です。
明治株式会社が提供している「食の栄養バランスチェック」という栄養バランスのチェックページがあります。朝起きてから寝るまでの食事で、食べたものにチェックするだけで診断してくれます。診断結果は、各栄養素が適量範囲より多いのか少ないのか、適量なのかを分かりやすく教えてくれます。
その他にも、健康診断・人間ドックでのデータ、他企業が提供している栄養バランスのチェックツールなども活用して、自分に必要な栄養素を再確認してみましょう。
2、成分表示がしっかりされているか?
一般的なサプリメントは、商品に成分が表記されています。栄養補助食品であるサプリメントは、なんとなく身体に良さそうだから摂取しているという方もいるかもしれません。
しかし、自分の身体に必要な栄養素が入っていなかったり、1日に必要な栄養素の量が不足していると、本当に効果的な栄養素の摂取ができていないことになります。そのため、サプリメントを購入する場合は事前に成分をしっかり確認するようにしていきましょう。
3、天然素材の原材料を使用しているか?
一般的なサプリメントは、商品に原材料も表記されています。その原材料ですが、天然素材の原材料が一番いいと言われています。天然素材を使用している場合は、自然界の植物や動物から抽出した成分ということになります。最近では、「天然成分」や「天然由来成分」という言葉をよく耳にするという方も多いのではないでしょうか。
天然成分とは、天然の素材から抽出した成分なので、化学的に合成や分解をしていない成分のため、安心・安全の天然100%のものを指します。一方、天然由来成分とは、天然の素材に化学処理を加えてできた成分のため、天然成分とは違う意味合いになります。
そのため、サプリメントの商品に表記されている原材料を確認するときは、天然成分なのか天然由来成分なのかも確認し、成分と価格を判断して最適なサプリメントを選んでいきましょう。
4、余分なものが入っていないか?
サプリメントを製造するときに添加物を一切使わずに製造しようとすると、サプリメントが固まらなかったり、品質が劣化してしまうという問題が出てくると言われています。そのため、ほとんどの企業がサプリメントを製造するときには添加物を使用していますが、最低限必要な添加物と、不要の添加物があります。
最低限必要なものは、サプリメントのカプセルに使用されるゼラチン・グリセリン・セルロースがあげられます。それ以外の添加物(着色料、甘味料、香料、保存料など)は、使用しなくてもサプリメントを製造できますが、製造技術に費用をかけることができない企業やコスト削減を優先している企業は、不要の添加物が多く入っている場合があります。商品の成分表示を見るときは、添加物の有無も確認して良質のサプリメントを選んでいきましょう。
5、販売元・製造元の安全性はあるか?
サプリメントの成分を確認したあとは、そのサプリメントの安全性や信頼性があるかを確認していきましょう。販売元や製造元が日本の大手製薬会社の場合、長年の研究や技術力もあるので、安全性や信頼性の高いサプリメントが多いです。
また、日本のサプリメント市場のニーズが高まってきているため、海外の外資系企業の中でも、安全性を追求して原材料や原産国にこだわり、高品質のサプリメントを生産する企業も増えてきています。
サプリメントは、国内や海外でも幅広く販売や製造されているので、どのサプリメントを選んでいいか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。サプリメントの効果の有無は、実際に摂取してみないと分かりづらい部分もあります。まずは、販売実績と企業コンセプトを確認し、自分に合いそうだなと思うものを選んでみましょう。