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サプリと医薬品の違いは?基礎知識から飲み合わせ・相互作用まで!

投稿日:2017年9月2日 更新日:

サプリメントと医薬品の違い

サプリメントと医薬品の違いは?

ここ最近、広告やメディアでも耳にすることが多くなったサプリメントと、以前から耳にしたときのある医薬品。言葉は知っているけど、一体なにが違うのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、ここではサプリメントと医薬品にはどのような違いがあるのかご紹介していきます。

大きく分けると2つの違い

サプリメント 医薬品
厚生労働省の認可 無し 有り
効果効能の提示 できない できる

上記のように、大きく分けると2つの違いがあります。サプリメントと医薬品の最も大きな違いとしては、医薬品は薬事法という法律に基づいて厚生労働省から認可を得たうえで販売されている点。国が定めた薬事法に基づいているため、製品の効果効能を提示することができます。反対に、サプリメントは厚生労働省から認可を得ていないので、効果効能を提示することができないということです。




サプリメントとは?

サプリメントは、栄養補助食品のことを指します。薬とは違い、毎日の食事だけでは不足しがちな栄養素を補い、栄養不足を解消することを目的としたものです。健康維持に役立てる補助的なものなので、病気の治療を目的としたものではありません。体の症状の予防や改善、美容、ダイエット、筋力強化など、長期的に時間をかけて健康的な体づくりをするための栄養補助として摂取するものになります。

また、サプリメントは即効性は一般的にありません。そもそも体に不調を感じてから摂り入れるものではなく、日頃から継続して摂取しつづけることで、体が不調になる前に予防するものとも言えます。

医薬品とは?

医薬品は、主に病気の治療を目的としたものになります。効果効能や副作用、成分内容や分量、使用法、品質や安全性をしっかりと調査し、薬事法という法律に基づいて厚生労働省から認可を得たうえで販売されるものです。

また、医薬品は「医療用医薬品」と「一般用医薬品」の2つに分けられます。

医療用医薬品

医療用医薬品とは、病院や診療所などで医師が診断し、発行する処方せんに基づいて薬剤師が調剤する薬のことです。そのため、処方薬とも呼ばれています。

一般用医薬品

一般用医薬品とは、処方せんは不要で、薬局(ドラッグストア)などで、自分で選ぶことができて誰でも買うことができる薬のことです。市販薬・OTC医薬品とも呼ばれていますが、正式には一般用医薬品と呼びます。OTCとは「Over The Counter」の略で、薬局のレジのカウンター越しに買える薬という意味です。

サプリメントと医薬品の飲み合わせ・相互作用

サプリメント(栄養補助食品)と医薬品の相互作用は、2種類があります。

1、同時に摂取することで医薬品の効果効能が変化する

医薬品の効果効能が弱くなり、今まで効いていた薬が効かなくなったり、病気の症状が悪化するおそれがあります。また、反対に医薬品の効果効能が強くなり、今までより薬が効き過ぎてしまったり、副作用として体に変化があわられています場合があります。

2、医薬品が栄養に影響を与える

医薬品を体内に摂りいれることで、食欲・味覚・嗅覚などの感覚に変化がおこります。また、医薬品が体内の消化吸収・代謝・生理機能など、栄養の代謝に影響をあたえてしまう場合があります。

相互作用・副作用のリスクを最小限にするためにできること

サプリメントと医薬品を同時に摂取することで体に悪影響があらわれる場合があります。今もなお、相互作用の研究がすすめられていますが、悪影響や副作用をあたえてしまう具体的な摂取量や持続時間など、明確にわかっていないのが現状です。

そのなかでも、相互作用による悪影響や副作用を最小限におさえるためには、ビタミンやミネラルのサプリメントを医薬品とは別々の時間帯に摂取することが一つの方法になります。相互作用が心配な方は、時間差で摂取することでリスクを最小限にしていきましょう。

また、サプリメントは栄養不足を解消するための栄養補給を目的として、製造・販売されているので比較的に安全とされていますが、購入後はサプリメントの1日の摂取量や使用法をしっかり確認したうえで摂取するようにしましょう。

サプリメントと医薬品の相互作用の事例

今では様々な種類のサプリメントが販売されています。成分別で見てみると、グルコサミン・コラーゲンの栄養成分をはじめ、ビタミンC、カルシウム(ミネラル)が多く販売されています。販売数が多いということは、それだけ需要があり、摂取する方が多いということです。

栄養素別 販売数

出典:公益社団法人 日本通信販売協会

厚生労働省が、サプリメントと薬との相互作用の事例についての情報を公開しているので、ここで一部ご紹介します。

ビタミンC
摂取により医薬品の効力を増強させてしまう事例として、女性ホルモンのエチニルエストラジオールの生物効力を60%程度上昇させてしまうことが報告されています。これは硫酸抱合の競合阻害による薬理学的相互作用によるものです。
また逆の事例としては、極端な多量摂取により、プロトロンビン時間を減少させ、ワルファリンの作用を減弱させることが報告されています。

ミネラル類
多価陽イオンと薬物との不溶性キレート生成による薬物の吸収阻害事例が多く報告されています。多価陽イオン共通のものとしては、テトラサイクリン系抗菌剤、キノロン系・ニューキノロン系抗菌剤との不溶性キレート形成があります。一般的にはカルシウムイオンやカルシウムを多く含む食品との相互作用として知られていますが、それ以外のミネラルサプリメントとの相互作用も十分注意しなければならないでしょう。カルシウムと同様な注意が必要なミネラルとして、鉄・マグネシウム・亜鉛などが挙げられます。

引用元 : 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

まとめ

本記事のポイントについてまとめました。

  • サプリメントと医薬品の違いは大きく分けると2つ
  • サプリメントの目的は栄養不足を解消する栄養補給
  • 医薬品の目的は病気の治療や予防
  • 相互作用・副作用のリスクを最小限にするためには別々の時間帯に摂取する

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