パッと読むための見出し
グルコサミンの摂取量
1日に必要なグルコサミンの目安摂取量は、約1500mg前後と言われています。グルコサミンのサプリメントは、様々な製品が販売されていますが、各サプリメントによって1日の目安摂取量が異なります。グルコサミンは摂りすぎても身体に良くないので、その製品に記載されている1日の目安摂取量を基本にして適切な摂取をしていきましょう。
そもそもグルコサミンとは?
グルコサミンは、関節痛の緩和や軟骨の柔軟性をサポートして日々の動作や運動をスムーズにしてくれる成分です。このグルコサミンは、糖とアミノ酸が結びついたアミノ糖の一つで、グルコサミンが多く含まれる食品としてよく知られているのは、エビやカニなどの甲殻類です。特に甲殻類の殻の部分には、グルコサミンの原料でもあるキチンという物質が含まれていて、関節痛を改善するための重要な栄養素となっています。
グルコサミンは食事から摂取できるの?
グルコサミンは、エビやカニの殻を食べることで摂取できますが、毎日の習慣にすることができる方は少ないでしょう。また、毎日食べれたとしても1日に必要なグルコサミン量を摂取することは難しいと言われています。その他にグルコサミンが含まれる食品は、うなぎ、フカヒレ、鶏・牛・豚の軟骨などが上げられますが、これらに含まれているのはグルコサミンそのものとは異なります。
これまでに上げた食品でグルコサミンを摂取しても1日の必要摂取量の目安に届かないことが予測できますが、まずは普段の食事にグルコサミンを多く含む食品を選ぶことが大切です。そのうえで、もっとしっかりとグルコサミンを補いたい方はサプリメントを検討してみましょう。
グルコサミン不足による症状は?
グルコサミンが不足すると、関節痛や変形性関節症の痛みなどの症状が起こります。グルコサミンは、もともと体内でつくられている成分ですが、年齢を重ねるごとに減っていきます。それにより軟骨関節が擦り減って関節の痛みが生じてしまいます。そこで、不足しているグルコサミンを継続して摂取することで、関節痛の緩和や軟骨の柔軟性をサポートして日々の動作や運動をスムーズにしてくれます。
グルコサミンとコンドロイチンは何が違うの?
グルコサミンと似ている成分としてあげられるのがコンドロイチン。関節痛に効果的と言われるグルコサミン。そして、同時に摂取すると良いと言われているのがコンドロイチンです。この2つの成分は、どちらとも身体の軟骨をつくるのに必要な成分と言われています。また、グルコサミンとコンドロイチンはサプリメントに一緒に配合されていることが多いです。
その理由として、効率的に両方の成分を増やして相乗効果が得られると言われています。サプリメントを購入する場合、グルコサミン以外にどのような成分が配合されているのかを確認し、製品の成分・価格を判断した上で、自分に合ったサプリメントを選びましょう。
摂取前に知っておきたい注意点
グルコサミンは人間の体内に存在している物質です。そのため、安全性が比較的に高いので重大な副作用はあまり起こらないと言われています。
注意点としては、グルコサミンのサプリメントはカニ、エビなどの甲殻類を原材料としていることが多いため、甲殻類の食物アレルギーのある方は摂取を控えましょう。妊娠中や授乳中の方については、グルコサミンの摂取を避けるべきかは担当医師に確認し、担当医師の指示のもと適切な判断をしましょう。
まとめ
本記事のポイントについてまとめました。
- グルコサミンの目安摂取量は約1500mg/日
- 関節痛の緩和や軟骨の柔軟性をサポートする効果がある
- 普段の食事だけで1日に必要なグルコサミン量を摂取することは難しい
- グルコサミンが不足すると関節痛や変形性関節症の痛みなどの症状が生じる
- グルコサミンとコンドロイチンを同時に摂取すると相乗効果がある
- 原材料にエビ・カニが含まれていることが多い。食物アレルギーのある方は摂取を控えましょう。